良い踊り

まだ駆け出しの頃、先輩の踊り手から「フラメンコに関しては、上手い下手を超えて、好感の持てる踊りと持てない踊りがある。」と言われた。
感動は技術に対してするものではなく、表現に対してするものだと、私も思う。
ただ、技術は分かりやすい。
人は上手い下手を語りたがるが、それは簡単だからだ。
全ての芸術の中で、技術はその一部でしかない。

私は感動したくてフラメンコを観て、心を分かち合いたくて表現を生業としている。
なによりも澄んだ目で踊り、澄んだ目でフラメンコと関わっていきたいと思う。
表現はまず、そこから。
良い踊りもそこからだと思っている。

西野マユミ フラメンコ教室 CONTIGO

東十条と新八柱(みのり台)でフラメンコ教室を開いています。 講師は都内周辺で活躍する踊り手です。